都市での暮らしにとって、住まいのセキュリティ対策は重要な要素となります。
入居者の安全を守るため、共用部分から住戸に至るまで、総合的なセキュリティシステムを構築しています。
マリモでは、外構・アプローチ周りから住戸入口まで、4段階のセキュリティシステムを設けています。マンションだからこそ実現できたこのシステムが、24時間休むことなく、入居者の安全を見守ります。
キーをカバンに入れたままエントランスのドアが開きます。かざす必要がないので、荷物で手がふさがっている時などにも便利です。
※テブラキーの検知範囲に制限がある為、進路によって感知しない場合があります。
エントランスホールや駐車場、通用口など防犯効果が高いと思われる敷地内や建物内外の要所に設置。不審者の動きを記録します。
来訪者をカラーモニターで確認してからエントランスのオートロックを解錠。鮮明な映像で顔を確かめられるため、安心です。受話器のない、便利なハンズフリータイプです。
住戸内の火災、非常時などの警報装置は、24時間警備会社で監視しています。万が一の場合、警備会社のガードマンが駆けつけ、関係機関への連絡等の対応を行います。また、共用施設では、火災、給水ポンプの故障なども警報装置により監視。エレベーターの運行はエレベーター会社が監視しており、停止などの異常にはエレベーター会社の担当者が迅速に駆けつけ対応します。
※イメージ写真につき実際とは異なります。
入居者をしっかりと守る耐震性を実現するため、ソルティア東京王子は建物の形状自体にも明快な強さを求めています。
その上で、入念な地盤調査を実施し、基礎設計へ。耐震性へのこだわりはマリモの信念です。
綿密な地盤調査により検出した、地下約31m、N値50程度の硬い支持層に31本の既製コンクリート杭を打設。現場の地盤に適した深さに多数の杭を埋め込むことで強固な建物構造を実現しています。
◎場所打ちコンクリート杭とは
建築物を支えるための、地中に構築するコンクリート製の杭のことです。機械で地面を掘削し、鉄筋を挿入してコンクリートを打設し構築します。
数値出典/地盤工学会「地盤調査法」より抜粋
建築予定地の地盤に適した構造設計を行うため、事前に地盤調査を実施します。地盤の固さや締まり具合、土層の構成を判別するための数値(N値)を得るための標準貫入試験やボーリング(試掘)調査といった入念な調査を行い、これらを通じて得たデータをもとにマンションの基礎設計を実施します。
◎N値とは
標準貫入試験によって求められた、地盤の強度を表す単位のことです。標準貫入試験とは、63.5kgの重りを76cmの高さから自由落下させて鋼製棒を打ち込むという試験で、その鋼製棒を土中に30cm打ち込む(貫入させる)のに要する打撃回数を測定します。落下打撃回数の値がN値で、その数が多いほど地盤が硬いということになります。
※イラストはCGによるイメージであり、建物の規模、杭の本数・長さ等は異なります。
建物を支える柱の主筋を水平方向に束ね、主筋とコンクリートを拘束する役割を果たす外周部の帯筋には、溶接閉鎖型帯筋を採用。通常の帯筋に比べ、せん断力に対する拘束力が高く、建物に粘り強さを持たせます。
建築物が本当の強さを発揮するには、「目に見えない部分」の構造がポイントとなります。
ソルティア東京王子は、さまざまな部位で耐震・耐久性の高い仕様を採用しています。
床の厚さを意味するスラブ厚は250mm※1とし、しっかりとした構造と厚みを持たせています。
※1:ユニットバス部分など、一部スラブは200mm厚の在来スラブとなります。また、共用部は除きます。
※2:外壁の一部は吹付仕様となります。
※中空スラブの中空材に関しては、材質・形状が異なる場合があります。
※壁厚及び鉄筋の本数等の表現に関しては、一部異なる場合があります。
※詳しくは設計図書をご確認ください。
長く建物の性能を保つために重要なポイントとなる、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚は、建築基準法で定められたかぶり厚よりもプラス10mmの厚さとしています。また、打放し仕上げ部分はさらにプラス10mm以上、合計20mmのかぶり厚として鉄筋の劣化を抑制しています。
◎かぶり厚とは
鉄筋コンクリート造で鉄筋を覆うコンクリートの厚みを指します。かぶり厚が大きいほど鉄筋は錆びにくく耐久性が高くなります。
外壁タイルには、弾性接着剤貼り工法を採用。セメント系貼り付けモルタルに比べ、接着剤層の弾性でコンクリートの乾燥収縮率等による変形に追従し、タイルの浮きやはく離・はく落の危険性を軽減します。
主要構造部のコンクリートに設計基準強度が1m2あたり最大3,600トン(最小3,000トン)の圧縮に耐える最大36N/mm2(最小30N/mm2)の高い強度を持つコンクリートを採用しています。
※外構・付属棟は除きます。
外壁の室内側に設けた断熱材により、冷気・熱気の侵入を抑え、快適な室内環境を保ちます。
※外壁の一部は吹付仕様となります。
複層ガラスによって熱の侵入や放出を抑え冷暖房効率を高めると同時に、ガラス面の結露も抑えます。また、一部の窓ガラスには高断熱のLow-E複層ガラスを採用。特殊金属膜の適度な遮熱効果で冬場の暖房負荷を低減します。
眺望や太陽の恵みを満喫できる設計をはじめ、空間を有効に使うための設計・仕様の数々。
心地良く、健康的な暮らしを支える住まいであるために、快適で静かな住空間を追求しました。
入居者の視点で考えた暮らし良さへの配慮が、心豊かに過ごせる空間づくりを可能にしています。
室内から続くような開放感を演出する奥行最大1.8mのバルコニー。ガーデニングなど楽しみが広がります。
※バルコニーの奥行は、壁の中心から手すり壁の中心までの寸法であり、実際に使用できる寸法とは異なります。
柱、梁をバルコニー側に押し出すアウトポール設計。部屋のコーナーがすっきりし家具の配置がしやすい構造です。
※アウトポール設計の採用はバルコニー側のみとなります。
バルコニー手すりにガラス手すりと縦格子手すりを採用し※、外部からの視線をさえぎりながら充分な採光を確保。ガラス手すりには万一の破損でも飛散や脱落しにくい合わせガラスを使用しています。
※2〜3階はコンクリート手すりとなります。※詳しくはプラン集と外観完成予想図をご確認ください。
※眺望はイメージです。※ガラス手すりの高さ・形状・色・透明度は住戸により異なります。
住戸内の開放感に大きな影響を与える天井高は、最大2.55mを確保。ゆとりある高さに加え、スラブ厚250mmの中空スラブ構造を採用することにより、小梁の出ないすっきりとした室内空間を実現しています。
※1:ユニットパス部分など、一部スラブは200mm厚の在来スラブとなります。また、共用部は除きます。
※天井高は、施工上の都合により、若干の差異が生じる場合があります。※なお、下がり天井が出る箇所があります。詳しくはプラン集をご確認ください。
隣戸への音漏れに関係する戸境壁は、乾式耐火・遮音間仕切壁として、日常生活に不便のない遮音性を実現しています。
※壁厚に関しては、一部異なる場合があります。
生活音の中で低音域の重い音(重量衝撃音)に対しては、250mmの中空スラブ構造を、高音域の軽い音(軽量衝撃音)に対しては軽量床衝撃音低減性能がΔLL(Ⅰ)-4等級のフローリング材を採用し階下への音の伝わりを抑えています。
※防音フローリングの遮音等級は、JISが定めた実験方法によるデータに基付いてメーカーが表示したものであり、竣工後の実際の住戸内における遮音性能を示すものではありません。
※ユニットパス部分など、一部スラブは200mm厚の在来スラブとなります。また、共用部は除きます。
T-1等級の防音サッシを採用。窓外の騒音と住戸内からの音漏れを低減します。
排水縦管からの流水音を軽減するため管を遮音材で巻き、二重貼りせっこうボード壁で包みました。
※排水管の遮音材料はメーカーにより異なる場合があります。