Loading...

2022/06/17
夏に先駆け…
活気あふれる天満をぶらり食べ歩き

天気のいい日は、お出かけ気分も高まります。忙しい毎日を過ごしているからこそ、のんびりとお散歩でリフレッシュしては? 
気の向くまま、足の向くまま、ご近所×お散歩×グルメに出かけましょう!

地元の大阪で古くから「天満の天神さん」と親しまれている大阪天満宮

学問の神様・菅原道真公を祀る大阪天満宮。境内はとても広く、一年をとおして多くの人でにぎわい、初詣には毎年60万人も訪れるそう。
ここ数年はコロナ禍で参拝する人は減っているものの、今でも訪れる人は後を絶ちません。

パワースポットとしても有名! なかでも…

平安時代、道真公が太宰府へ向かう途中に立ち寄り、旅の無事を祈願したとされるのが、境内の西北に鎮座する大将軍社。今も大阪天満宮の摂社として祀られ、数々の神事が執り行われています。もうひとつ、天満宮とゆかり深いのが、牛。道真公の生まれ年(845年)が乙丑であったり、墓所が都府楼の北東(丑寅)の方角であったり、牛と多くの関わりや伝承があります。境内には青銅の神牛像『なで牛』があり、頭をなでれば知恵を授かり、体の悪いところをなでれば治癒すると信仰されています。

  • 天満宮の神紋にもなっている梅。大阪でも人気の梅の名所
    道真公が幼少より梅の花をこよなく愛したことは、梅にちなんだ和歌や伝承からも明らか。大阪天満宮の境内の一部と星合池には20種・約100本の梅が植えられ、社紋も梅の花がモチーフになっています。奇しくも、道真公の命日である2月25日前後に梅が見頃を迎えることから、毎年、その時期に『てんま天神梅まつり』が開催されます。
  • 日本三大祭りのひとつ
    「天神祭」
    夏には東京・神田祭、京都・祇園祭とともに日本三大祭りと称される『天神祭』が開催されます。約5000発の華やかな奉納花火が夜空に打ち上げられ、毎年100万人以上の人が訪れます。

天神さんのご利益たっぷり?梅サイダー『UME・TEMMA』

関西大学の学生と大阪天満宮がコラボして開発したサイダー『UME・TEMMA』。境内の湧き水を5%、大阪天満宮ゆかりの「梅」果汁を10%配合してあり、おいしいのはもちろんのこと、梅由来の疲労回復効果と強炭酸による代謝改善効果も期待されています。学生プロジェクトメンバーに『UME・TEMMA』誕生の経緯と商品に込められた想いを取材しました!

使われているのは、歴史の息吹を感じられる「天満天神の水」

江戸時代、大阪天満宮の境内から汲み上げられる地下水「天満天神の水」は「大阪四清水」のひとつとして知られていました。2013年、当時の宮司がその復活を願い、有志を募って井戸を掘ると神聖なお水が湧き出ました。このお水は境内で飲むことができるほか、『天満天神の水』として天神橋筋状店街を中心に販売されています。

  • 人から人へ。つながりで生まれた、ありがたいサイダー!
    関西大学の学生たちがこの湧水を使った商品開発に取り組んだのが2015年のこと。以後、先輩から後輩へ想いは受け継がれ、試行錯誤を繰り返し、ラムネ生産日本一の企業に協力を得て、『UME・TEMMA』が誕生しました。

    「結ばれたご縁を大切にしながら、天満一帯の賑わいを取り戻したい。」という想いを胸に、現在のメンバーもプロジェクト運営に励んでいます。“ご縁”に感謝して、1本あたりの代金のうち“5円”は大阪天満宮へ寄付する心意気も素敵ですね。

「日本一長い商店街」をぶらり食べ歩き

大阪天満宮があるエリアは、南北2.6キロにわたり約600店舗が軒を連ねる日本一長い商店街・天神橋筋商店街も有名です。小腹が空いたら、地元で愛され続ける老舗「中村屋」の名物コロッケがおすすめ!ひとくち頬張れば口の中に独特の甘さが広がり、幸福感に包まれます。そのほかのおすすめグルメもご紹介します。

もちもち麺とふわふわとろろの新食感【鴨ふじ】

天神橋筋商店街から少し横道へ、天三エリアに2017年オープンした【鴨ふじ】。メディアで取り上げられ、口コミでも人気の「とろろ鴨つけ麺」は、茹であげた自家製麺にふわふわのとろろがたっぷり。白雪に包まれたようなビジュアルと、麺に絡んだとろろが口に溶ける不思議な食感が魅力のヘルシーつけ麺です。お好みで鴨油を足せばさらに鴨の風味がアップ。麺の量が半玉から選べるので、もうひとつの人気メニュー「炊き込みご飯」とのセットもおすすめ。

本場の味とムードを楽しめる、ベトナム屋台【デンロン】

天満駅からすぐ近く、路地に飲食店が所狭しと立ち並ぶエリアで目を引くのが、異国情緒溢れるベトナム屋台【デンロン】。デンロンとはベトナム語で提灯のことで、店内にも多数飾られ、賑やかな雰囲気。人気のゴイクン、バインセオ、空芯菜炒めなど、本場の料理人がプロデュースしたメニューはいずれも日本人の舌にもマッチ。スパイシーながらあっさりとした味わいがヤミツキになり、お箸もアルコールも進みます!

最後に
ご紹介した以外にも魅力的な店舗、スポットが盛りだくさん。懐かしさと新しさが共存する、不思議で魅力的な天満エリア。
お目当てのお店がある方も、特に目的がない方も、ぜひ天満エリアに足を運んでみてください。
あなただけの「ぶらりコース」がきっとみつかると思います。