2022/01/13
共働きでもペットは飼える?
新しい家族を迎えるための準備や知識を徹底解説
新しい家族を迎えるための準備や知識を徹底解説

おうち時間の増加に伴って、ペットを迎えたいと考える人が増えているようです。
しかし、お互いに多忙な共働き夫婦がペットを考える際、いくつか注意すべき点があります。
今回は共働きでペットを迎える際の注意点や選び方、必要な準備をご紹介します。
しかし、お互いに多忙な共働き夫婦がペットを考える際、いくつか注意すべき点があります。
今回は共働きでペットを迎える際の注意点や選び方、必要な準備をご紹介します。
共働きで犬や猫を飼うときに、まず考えること

ひとつの命を育て守るには、大きな責任が伴うもの。
とくに大切なことを、3つピックアップしました。ぜひ日常生活に当てはめて考えてみてください。
とくに大切なことを、3つピックアップしました。ぜひ日常生活に当てはめて考えてみてください。
留守番の時間はどれぐらいの長さ?

犬も猫も、個体によってストレスなく留守番できる時間は異なります。一般的に飼い主が共働きや1人暮らしの場合、仕事で家を空ける時間が多くなるため、1日のペットの留守番時間は9~10時間ほど。ここに残業などが入れば、さらに留守番時間は延びます。留守番時間が長いと分離不安症などの精神障害に陥ってしまうため、注意が必要です。
ペットの年齢によって食事や排泄回数が異なるのも、留守番時間に大きく影響します。たとえば、生後間もない子犬や子猫は1日に3~4回にわけて食事をあげなければなりません。留守番しがちだからと食事量を多めにしてしまうと、まだ消化管が未発達な子犬や子猫は下痢や嘔吐症状を招いてしまいます。
ペットの留守番は、短時間から訓練をはじめる必要があります。飼っていきなり長時間の留守番はリスクが高いため、どれくらい時間の余裕があるのかも考えておくべきでしょう。
ペットの年齢によって食事や排泄回数が異なるのも、留守番時間に大きく影響します。たとえば、生後間もない子犬や子猫は1日に3~4回にわけて食事をあげなければなりません。留守番しがちだからと食事量を多めにしてしまうと、まだ消化管が未発達な子犬や子猫は下痢や嘔吐症状を招いてしまいます。
ペットの留守番は、短時間から訓練をはじめる必要があります。飼っていきなり長時間の留守番はリスクが高いため、どれくらい時間の余裕があるのかも考えておくべきでしょう。
しつけやお世話、散歩の時間はどれぐらい取れる?

とくに犬の場合、散歩やシャンプー、ブラッシングなどのお世話が必要です。フルタイムで仕事を終えて帰宅したあとに、ペットのお世話や散歩をする余裕がどれほどあるか考えておきましょう。
普段、帰宅後にランニングやジムに通うなど体力に余裕がある人は、ペットのお世話もできるでしょう。しかし帰宅したら横になることしかできないような働き方をしている場合、お世話は難しいかもしれません。
共働きでも在宅ワークが中心だったりシフトをずらして交代でお世話できる体制がつくれたりするなら、ペットも安心でしょう。
普段、帰宅後にランニングやジムに通うなど体力に余裕がある人は、ペットのお世話もできるでしょう。しかし帰宅したら横になることしかできないような働き方をしている場合、お世話は難しいかもしれません。
共働きでも在宅ワークが中心だったりシフトをずらして交代でお世話できる体制がつくれたりするなら、ペットも安心でしょう。
ペット可の住居かどうか?
住居が賃貸の場合は、ルールの確認も必須。共同住宅ではルールとモラルを十分に守ることが求められるでしょう。
とくに気を付けたいのは騒音や臭い、共用スペースでのマナー。なかでも音関連はクレームに繋がりやすいため、防音マットなどでしっかり対策する必要があります。
賃貸契約の際にペットOKといわれていても、「小型犬一匹のみOK」「追加で敷金の支払い必須」などの条件が定められていることがあります。飼い方や犬種、猫種を考える前に、一度契約書をしっかり確認しておきましょう。
とくに気を付けたいのは騒音や臭い、共用スペースでのマナー。なかでも音関連はクレームに繋がりやすいため、防音マットなどでしっかり対策する必要があります。
賃貸契約の際にペットOKといわれていても、「小型犬一匹のみOK」「追加で敷金の支払い必須」などの条件が定められていることがあります。飼い方や犬種、猫種を考える前に、一度契約書をしっかり確認しておきましょう。
共働き夫婦におすすめのペット

ここからは共働きや多忙な夫婦でも迎えやすいペットの選び方とおすすめ犬種、猫種をご紹介します。
おとなしい、穏やかな性格だと騒音トラブルになりにくい
犬は吠えが少ないほうがトラブルになりにくいとされます。おとなしく過ごしてくれるようしつけのしやすい犬を選ぶと、留守番中も静かに待っていてくれるでしょう。
猫も活発すぎると騒音トラブルに発展しやすいので要注意。おとなしくて穏やかな性格、しつけのしやすい子を選んでみてください。
猫も活発すぎると騒音トラブルに発展しやすいので要注意。おとなしくて穏やかな性格、しつけのしやすい子を選んでみてください。
性格が穏やか、毛足が長く手入れが必要など、異なる性質を見極める


犬の場合、犬種によって毎日ブラッシングや散歩の時間が必要です。また、日中の活動量が少ないと、エネルギーが発散できずストレスを抱えてしまうことも。とくに活動量の多い犬種は、毎日1~2時間程散歩が必要です。
飼いたい犬種や猫種があっても、飼い主の生活スタイルと照らし合わせたときに満足いく環境を与えられないのであれば、飼うべきではありません。きちんとペットの性格、性質を尊重して飼える子を選びましょう。
飼いたい犬種や猫種があっても、飼い主の生活スタイルと照らし合わせたときに満足いく環境を与えられないのであれば、飼うべきではありません。きちんとペットの性格、性質を尊重して飼える子を選びましょう。
トレーニングを終えた、留守番が得意な犬や猫を選ぶ
犬、猫ともに留守番の得意不得意があります。不得意な子は留守番が長いとストレスがかかり、異常行動や病気につながるので工夫が必要。犬の場合は留守番トレーニングを終えた子を迎えるのもおすすめです。
おすすめ犬種
①チワワ
賢く忠誠心の強い性格が特徴の犬種。独立心も強いため、安心してお留守番を任せられるでしょう。チワワは神経質で臆病な一面もあるため、おうちの中に苦手なものを増やさない、ストレスのかかりそうなものを近づけないなど、安心できる環境づくりが重要です。
ロングコートの子は毎日丁寧なブラッシングが必要。スムースコートの子でもこまめなお手入れが必要ですが、慣れさせればお世話は比較的ラクにできるでしょう。
ロングコートの子は毎日丁寧なブラッシングが必要。スムースコートの子でもこまめなお手入れが必要ですが、慣れさせればお世話は比較的ラクにできるでしょう。
②トイプードル

従順で素直な性格の子が多く、はじめてのペットとして根強い人気のある犬種。小型犬のなかでも学習能力が高く、しつけのしやすい子が多いといわれています。
ただし毎日のブラッシングが大切なため、お手入れ時間は必要。普段はおとなしい性格でも、ブラッシングはイヤがる子も多いため、慣れるまで大変かもしれません。
お手入れは大変でも、お人形のような愛くるしい姿は、癒しの存在になること間違いありません。
ただし毎日のブラッシングが大切なため、お手入れ時間は必要。普段はおとなしい性格でも、ブラッシングはイヤがる子も多いため、慣れるまで大変かもしれません。
お手入れは大変でも、お人形のような愛くるしい姿は、癒しの存在になること間違いありません。
③シーズー
愛嬌たっぷりで明るく、親しみやすい性格の子が多い犬種。家族には愛情深く接するので、しつけもしやすいでしょう。
ひとり遊びが得意な傾向が強いので、安全な室内環境を整えてあげればトレーニング次第で留守番も上手にできます。お散歩も1日2~30分と気分転換程度で足りるため、ペットとのんびり過ごしたい人におすすめです。
ひとり遊びが得意な傾向が強いので、安全な室内環境を整えてあげればトレーニング次第で留守番も上手にできます。お散歩も1日2~30分と気分転換程度で足りるため、ペットとのんびり過ごしたい人におすすめです。
おすすめ猫種
①アメリカンショートヘア
さまざまな毛色とマーブル模様が可愛いアメリカンショートヘアは、人懐こいことから、飼いやすいと人気の猫種。体つきもしっかりしていて、健康で病気に強い子が多いのだそう。
また、あまり寂しがらない性格も特徴的。留守にしがちな共働き夫婦でも比較的育てやすいとされています。
また、あまり寂しがらない性格も特徴的。留守にしがちな共働き夫婦でも比較的育てやすいとされています。
②ラグドール

長い毛並みが優雅で気品あふれるラグドールは、英語で「ぬいぐるみ」の由来をもち、その名のとおり抱っこされるのが大好きだといわれています。
可愛らしい見た目と、おとなしく落ち着いた性格が特徴。従順な子が多いため、キレイな毛並みをキープするためのシャンプーやブラッシングなどのお手入れもラクでしょう。
可愛らしい見た目と、おとなしく落ち着いた性格が特徴。従順な子が多いため、キレイな毛並みをキープするためのシャンプーやブラッシングなどのお手入れもラクでしょう。
③スコティッシュフォールド
たれ耳が特徴的な、大人気の猫種。穏やかで人懐こく、甘えん坊な子が多いです。運動量も少なく、環境変化にも強いといわれており、長時間のお留守番も比較的安心でしょう。
ブラッシングや耳掃除などのお手入れは必要ですが、甘えん坊で飼い主にべったりな子であれば、お世話に慣れさせるのもそこまで難しくありません。
人が好きな猫種なので、猫を飼ったら一緒に遊びたいと考えている人におすすめです。
ブラッシングや耳掃除などのお手入れは必要ですが、甘えん坊で飼い主にべったりな子であれば、お世話に慣れさせるのもそこまで難しくありません。
人が好きな猫種なので、猫を飼ったら一緒に遊びたいと考えている人におすすめです。
ペットを飼うと決めたら準備しておきたいこと

最後に、ペットがおうちに来るまでの間に準備しておくべきことをご紹介します。
近くの動物病院を調べ、かかりつけ医を決めておく

なにか異変が起きた際、すぐに相談できるかかりつけ医を決めておきましょう。定期的に診察してもらい、健康維持に気を付けることが大切です。
また、ペットの病院代は高額になりやすいため、急な体調不良で生活費が圧迫されないよう、ペット用保険に加入しておきましょう。保険もさまざまな種類があり、ちょっとした通院でもカバーしてもらえるプランだと、気軽に病院に行けるようになります。
負担額が大きいと、ちょっとした異変も「お金がかかるから……」と様子を見てしまい、その結果、大きなトラブルにつながりかねません。なにか気になることがあったらすぐかかりつけ医に診てもらえる体制づくりは、とても重要です。
また、ペットの病院代は高額になりやすいため、急な体調不良で生活費が圧迫されないよう、ペット用保険に加入しておきましょう。保険もさまざまな種類があり、ちょっとした通院でもカバーしてもらえるプランだと、気軽に病院に行けるようになります。
負担額が大きいと、ちょっとした異変も「お金がかかるから……」と様子を見てしまい、その結果、大きなトラブルにつながりかねません。なにか気になることがあったらすぐかかりつけ医に診てもらえる体制づくりは、とても重要です。
ケージ、サークル、給水器、ペットトイレなどを用意する
いざ飼う子を決めたら、おうちに連れてくる前にペット用グッズを一式そろえて組み立てておきましょう。過ごしやすい環境を事前に整えておくことで、ペットも早く環境に慣れてくれます。
とくに共働き夫婦の場合は、留守番を考慮したグッズ選びが重要。ケージは屋根付きにする、給水器はある程度の量が入るものにするなど、長時間ひとりでも快適に過ごせるようにグッズを用意しておきましょう。
とくに共働き夫婦の場合は、留守番を考慮したグッズ選びが重要。ケージは屋根付きにする、給水器はある程度の量が入るものにするなど、長時間ひとりでも快適に過ごせるようにグッズを用意しておきましょう。
お世話の役割分担を明確にしておく
お世話の役割分担を明確に決めておくと、スムーズにお世話できます。
とくにフードや水補給などを気付いたほうがやるシステムにした場合、忘れると大変なことになります。事前に必要なお世話項目を洗い出し、しっかり分担を決めておきましょう。
とくにフードや水補給などを気付いたほうがやるシステムにした場合、忘れると大変なことになります。事前に必要なお世話項目を洗い出し、しっかり分担を決めておきましょう。
ペットを飼う前に、きちんとお世話について話し合っておこう

共働きの場合、仕事でどうしても家を留守にすることが多く、ペットの留守番は仕方のないこと。ペットがストレスなく留守番できるように、きちんと過ごしやすい環境をつくることが大切です。
ペットが毎日おうちで快適に過ごせるよう、夫婦で協力し合うことがとても重要。ぜひお世話についてしっかり考えてみてください。
ペットが毎日おうちで快適に過ごせるよう、夫婦で協力し合うことがとても重要。ぜひお世話についてしっかり考えてみてください。